スポスタのシリンダーヘッド修理。。

仲の良いショップから、、、携帯に写真が届く。。。
下の写真がモロ!その写真ですが、、、。。。
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V、、、「直りますか?」
私、、、「これ?なんですか???」
V、、、「スポスタのヘッド、、、ボルトが折れた、、、。」
といってもV氏が折った訳では有りません、、、お客様(オーナー)が
サンデーメカニック中に運悪く折ってしまったそうです。

2~3日後、、、
V、、、「お客様が知り合いの修理屋さんで直すそうです。修理は無くなりました。」
私、、、「良かった!ほんと!助かりました。奥側は厄介なんですよ~~。」

逆に私は、、、Vに「キャンセルしてくれて、有り難う!」と。。。

で、、、で、、、数日後、、、
V、、、「修理屋さんがお手上げで!ヤッパリ直して!!」と。。。
私、、、「え~~~~~マジですか!???」

ところが、なんやら無理やり掘った跡が、センターもズレて長穴ぽっくなってるし
このような仕事の流れ、、、嫌いです、、、余計に作業がやりにくくなってるし。
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穴が大きくなってしまったことと、ここはスタッドボルトなので
リコイル(ヘリサート)仕上げをすることに、、、修理を開始するも、、、
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エンドミルの刃先が潰れる、、、、、ハーレーのボルトてそんなに固かってっけ??
ハイス鋼の刃物で再チャレンジ、、、ゴリゴリと刃先がヘタる。。。もしかして!!
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既に、、、手遅れでした、、、修理を受けるんや無かったと後悔の波が押し寄せる。
修理屋さんが、逆タップを折っていたんです!!!知っていたら受けなかったんですが。
青丸がボルトで、まだ残ってて正規位置ですが、赤丸が折れた逆タップはズレてるし。
逆タップの素材は、一般的に超硬材といわれ、手の打ちようが無い!!!。
それに固着したボルトを抜くために「逆タップ」を使用するんですが、私の長い
経験でも、、、逆タップで固着したボルトは、、、一度も外れたことが無く
今回のように無理に回すと、、、殆ど折れるんです。。。
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もうお分かりですね~~~普通では絶対に直りません!逆に潰されてしまってる。
こうなることだけは避けたかったんですが、、、赤丸がボルト穴の底ですが
ここまでホジくらないと、元のボルトも逆タップも取り出せなかったんんです。
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で、、、やっと!取れました。。。
これが犯人です。。。角型タイプで、ボルトに穴を開けてカチ込んで回して
抜くんですが、、、今回のようなボルト折れは絶対に外すことは出来ません!
カチ込んだ際にボルトが外へ広がり、余計に噛むんですよ。。。
なので無理に回すと折れます、、、というか今回は斜めで折れたんですが、、、。
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参考までに、、、このような角型です。。。
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取りあえず、何とか直して、、、
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穴あけ用の治具を作って、、、
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下穴を開けて、、、
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やっと、、、、、、完成!!!て感じで。。。
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※他のやり方として、放電も有りますが、このような複雑な角度の場合では
正確な治具の製作が必要で、コスト的にも合いませんし、恐ろしく高額です。
それにみんな!やりたがりません、、、と言うより断られますけどね。。。
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# by okugake | 2017-03-04 09:58 | 修復作業

重症シリンダー・ヘッド修理。。

このように重症なヘッドのスタッド・ボルト修理も、メールのやり取りでは
比較的問題なさそうに思えた作業が、、、現物が届きボロボロって感じで
なんでこうなるの???状態です。

いつも言っているんですが 、重要なのはトラブった後の対応が大事です。
トラブルの大半は 何らかの人的ミスから、重大なダメージと発展する。
それを直そうとして、より一層激しく潰すんですね、、、これも人的に
起こす最悪の状態で、早い話が直せないくせに直せると思い込む方々が
引き起こしたケースですので、、、よくご覧ください。。。

スタットボルト面や穴を見ていただくと、ガタガタで酷いもんでしょう!。
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斜めにリコイル(ヘリサート)を、打ち込んでサイドに穴が開いてる、、、。
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折れたボルトが中で残っていたにも関わらずドリルで掘るもんだから
柔らかいアルミにドリルが横に逃げるんですよ、、、これ常識ですから。(苦笑
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側面を削り落として、中途半端に残ったボルト類を取り出していく。
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とことん折れたボルトを穿り出す!ことが、一番の仕事かもしれないなぁ。
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こんな感じ、、、ボルト破片が残っていたりで、、、。。。
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やっかいな修理を受けてしまう自分自身に・・・いつも後悔先に立たず。
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一気に溶接するのではなく、本体を釜で焼いて熱が分散することで
歪みを出さないように、、、これも感覚だけが頼り。。。
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以外に時間が掛かってしまうが、、、これが一番大事なポイント!!
手仕上げで出来る限り、元の形状に仕上げていく。。。
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冶具を作り、キッチリと穴あけ加工にタップ加工と丁寧に仕上げていく。
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取り合えずキッチリと復元しましたけど、、、いつも思うことですが
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どこのショップ?はたまた素人工?の仕業か、、、分かりませんが
一言言いたい、、、余計なことをするな!自分に技量を知れ!と、、、。

# by okugake | 2017-03-02 08:30 | 修復作業

ちょこっとだけBIG SUNDAYに、、

ぶん太郎氏に誘われて、、、よく分からないままに走る。
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海辺で名水???ツーリング的なモーニングコーヒーで一息。。。
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そこは、、、旧車がズラリと勢揃い。。。
当方のバイクは、、、旧車じゃないけど、、、少々場違いな感じですが
BIG SUNDAYにちょこっとだけ、、、参加~~て感じで。。。
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# by okugake | 2017-02-20 09:00 | ツーリング

絶版部品のロット復元。。

旧車のミッション部品です。。。
このロット、、、既に廃盤、、、絶版部品です。
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ボルト部が折れてしまって、、、どうにもこうにも、、、
他かがロットですが、これが無いと、、、ミッションが組めません。

おまけに鍛造の焼き入れロットですから、溶接修理しても
間違いなく!!また折れます。。。
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修復作業の工程は、一般の溶接屋さんからは、想像もつかないやり方で
工程をふんで復元いたしますが、、、残念ながらお見せ来ません。(苦笑)

硬鉄では取引先が、お困りでどうしても!の場合は、全力で対応させて頂きます。
(一般ユーザー様からは、たいてい、、、お断りする場合が多いです。)
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今回もバッチリ!テンパ仕上げで、強度もほぼ同等に修理しました。
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# by okugake | 2017-02-16 09:50 | 修復作業

スイングアームの加工。。。

自分のバイクは、、、常に後回しで、、、悲しい現実です。
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ところで、、、よく有るスイングアームの加工ですが、ド素人ではあるまいし
ただ切った!張った!は、、、あきません!!完全にNG!!です。

このスイングアームのパイプも実は、テーパーがかかっていて普通の
パイプでは無いため、、、パイプからテーパー加工製作に入ります。。。
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ワンオフで有っても、、、最低でも簡易の治具は作らないとね~~。
パイプのハメ込みは、いつものように印籠(凹凸圧入で!)で製作します。
面倒でもこれをすることで、強度や耐久性は、抜群に向上致します。
要するに加工やカスタムする上で「安全!安心!」が一番大事!ですから。
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大事なことがもう一つ!!後は歪を最小限度に抑えるよう、、、
対角に少しずつ溶接して、、、、、完成!て感じで。。。。。。

# by okugake | 2017-01-31 09:08 | 製作・加工