トマゼリー・セパハン・アルミ鋳物修理。。

注意!初めに当ブログで修復作業を紹介しておりますが、先日のこと
四国のお客様からの感想を聞いて、、、、、少し驚きました。。。
特殊な修理に馴染みの無い一般ユーザーから見て、、、いとも簡単に
直せるんや!と見えてしまうようですが、どれも簡単では御座いません。
溶接や加工以外に写真はお見せ出来ない多くの裏技を要し、完璧な仕上げを
お目指して時間をかけており、断りたい!!!修復作業ばかりなんですよ。

と、、、言うことで、、、、、、

当時モノでレアなパーツで有り、リスクのことを考えるとやりたく無い。
と言うことで、、、一度お断りいたしました。。。
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そんなに期待されても、、、、、困りますし、、、、、
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それに作業を受けて、、、結局直せませんでした、、、て、、、
そんなカッコの悪い、、、恥ずかしいことも出来ませんやろ、、、
断ることも大事な、、、作業だと思える歳になりました。。。
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依頼者より・・・もう壊れてますから、直るかもしれない可能性に賭けます。
直らなくても、潰れてもイイです!!!。。。なんかそこまで言われると、、、

なぜ!クラックが入ったのか?原因を理解する必要があり
どのような直し方がベストか?我が頭の中でシュミレーションをする、、、。
これが一番大事な作業かも知れません。。。
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今回のシュミレーションでは、このような修理イメージが思い浮かび
出来る限り薄くして、0.2〜0.5位まで追い込む。
この部品は強度不足であり、クラック部分だけの溶接だとまた割れる
可能性もあるので、このように大きく全体的に肉抜きしてから修復する。
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この部品は、ボルトで締め込む固定部のため、力がかかる部分です。
鋳物系は、溶接により気泡が発生する、、、場合によってはそれが
クラックの原因となり、締め込んだ時にまた割れることもある。
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実は表側よりも裏側は、テーパーのかかる台形ホールのため、仕上げは
非常に難しく、寸法の変化は許されない部分であり、出来る限り溶接の
裏肉は出さない方がベスト!と言える。
このサジ加減が、、、後の作業にとって大事なこと。
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削って、、、磨いて、、、こんな感じで、、、最終仕上げは
ブラストでオリジナル同様の肌に仕上げます。
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要注意の裏側のホールも、、、バッチリいきました。
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デザインを損なわないよいに、バレないように全体に!分厚くして
強度アップしました。
(手前も奥も修復した下部と上部ラインをよく見ていただくと段差が
分かりますよね、、、分厚く致しました。)
このような地味な作業程、、、実は大事であり経験がモノを言います。
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# by okugake | 2017-03-17 07:00 | 修復作業

ハーレー・トライクのスペシャルマフラー。。

トライクのマフラー、、、です。
昨年末のこと、、、古くからのお客様から連絡が入る。

O氏「トライク買ったんで、またマフラーを作って下さいね。」
何となく軽いノリに聞こえたので、、、そのまま放置してますと
一ヶ月後、、、連絡が入る、、、マフラーどんな感じですか?

硬鉄「うwwwww、、、のらりくらり、、、ゴマかす。」

また一ヶ月後、、、そろそろトライク持って帰ってくれます!?
もはや逃げ切れない、、、という流れで、ワンオフマフラー製作です。

ワンオフの難儀なところは、図面もデザインも参考写真も無い、、、
要するにだいたいのイメージを言葉で「アメリカン丸出しで!!」と
言われるのみ。。。

トライクの後方は自動車風なので、、、70年代までの古き良き
個性満載のアメ車を思い浮かべながら、製作に取りかかる。。。

作りながら、形が決まっていくので、、、なかなか進まない。
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ここをもう少し角度を、ここはもう少し丸みを、もう少し短く、、、したり
先端部分を400番研磨すると 一体感が出過ぎてボヤけてしまったので、そこで
ヘアラインにすると、良い感じでお互いがケンカして、、、存在感が際立った。
一つ一つ手作業で、納得しながら形が形成される。。。
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お見せできませんが、内部も拘りの3層構造で、音質もオーナーさんと
打合せして3回も合わせ、、、好みの音に仕上げました。
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本体もステンレス板からロールでパイプにして、テーパー部の板から
扇状に展開して製作する完全なワンオフ・マフラー完成です。
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# by okugake | 2017-03-15 09:28 | パーツ

ビューエル・シリンダーヘッド破損修理。。

軽い転倒だったにも関わらず、、、この状態になってしまった。
やはりバイクは、ちょっとしたことでも重大なダメージを受ける。

ビューエルのヘッドが、、、このように吹っ飛んでしまった。
普通は心も一緒に折れて諦めるんですが、、、中には諦めの悪い
オーナーもいて、、、なんとかして!て方が、、、おられます。

破片が有る無し関係なく、この状態でしたら、どちらにしても
作り直した方が強度も有り安心です。
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同車の写真や現車等で形状確認して、、、
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こんな感じで、、、作り上げて、、、
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歪んだエンジン・ブラケットの微調整をして、、、
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やっと、、、完成です。。。
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# by okugake | 2017-03-13 04:02 | 修復作業

ワンオフ・オリジナル・ミラー。。

バックミラーて、、、回りとバッティングしませんか?
人気ブランド品だと、同型のモノを付けている車両に遭遇するコトも多い。
どれも似たり寄ったりで、カスタム車の割にミラーは???だったりする。
ま~~見えれば何でもイイねん!!て方も多いとは思いますが、、、。。。
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そこでちょっと違うミラーを!!と思い、手作りでオリジナル・バックミラーを
作ってみました、、、手作りなので製作変更により、いろんな車種に対応致します。
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フリーハンドで、、、一つ一つ手作りです、、、手間暇かかっとります。。。
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ボルトなども車種に合わせて、手作りですので、、、
そのため大量生産が出来ず、、、当然在庫も有りませんし、、、
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受注生産ですが、本業が忙しいと納期未定になりますので
お断りしたりする場合も御座います、、、申し訳ないです。。。
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好みによって焼け色が、ついたままがイイという方もおられます。
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下記のようにバリエーションもいろいろと御座います。。。
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タイミング次第では御座いますが、、、完全受注生産で対応させて頂きます。
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# by okugake | 2017-03-11 10:34 | パーツ

エンジンのフィン修理、、、て感じで。。。

シリンダーのフィン修理は、、、、、
さほど難しい!?という作業では御座いません、、、。
修復作業の中では、簡単な部類ですが、「面倒クサイ!」んです。
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何が面倒クサイ!??かと言いますと、アルミ鋳物特有のアレ!が
突然現れるんですよ!鋳物の異物が溶接の熱で気泡発生しプツプツと穴が、、、。
(溶接では出ませんが、内部に潜んでいて、表面を削ると出てくるんですよ。)
これくらいエエやん!とか、気にしない方は、、、幸せでしょうけど
自分はアカン!絶対にアカン!のです。
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なんか気持ちがモヤモヤして、イライラして腹が立つんです。。。
居ても立っても居られないからやり直す、、時には一から作り直すこともある。
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要するに自分の性格が「一番面倒クセ~~!!!」ということですよ。
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では、、、こちらも直していきましょうか、、、。。。
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一段づつ仕上げるんが、、、溶接しては、ヤスリで、、、ちまちまと削って。
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溶接で肉を重ねては、、、ヤスリで削って、、、とにかく暇がかかります。
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手作業での”ヤスリがけ”は、「基本中の基本」ですから、職人のレベルが
ハッキリと分かりますし、非常に繊細な作業なんです。。。
自分が丁稚の頃は、、、加工や修復最後に「仕上げ士」がいて、全ての作業の
達人ですが、とにかく怒る!いつもの鬼瓦で、、、時々普通だったりして、、、
なんとなんと、、、運悪く?その人の下についてしまった。
おかげで、、、ヤスリがけやシカラップまで叩き込まれた。。。
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こちらのフィンも直しましょ~~~よ。。。
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このような機械では直せない作業こそ、腕の見せどころなんですね。
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「自分が納得出来た!」時点が完成ですから、、、時間を気にしてたら
良い仕事は出来ません、、、が近年は、そうはいかなくなってしまった。
数年前から、、、手離れの悪い作業やワンオフ製作から、、、離れたいと
思うようになった、、、ある意味、、、時代の流れかも知れませんね。。。

# by okugake | 2017-03-10 06:00 | 修復作業