2017年 03月 17日

トマゼリー・セパハン・アルミ鋳物修理。。

注意!初めに当ブログで修復作業を紹介しておりますが、先日のこと
四国のお客様からの感想を聞いて、、、、、少し驚きました。。。
特殊な修理に馴染みの無い一般ユーザーから見て、、、いとも簡単に
直せるんや!と見えてしまうようですが、どれも簡単では御座いません。
溶接や加工以外に写真はお見せ出来ない多くの裏技を要し、完璧な仕上げを
お目指して時間をかけており、断りたい!!!修復作業ばかりなんですよ。

と、、、言うことで、、、、、、

当時モノでレアなパーツで有り、リスクのことを考えるとやりたく無い。
と言うことで、、、一度お断りいたしました。。。
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そんなに期待されても、、、、、困りますし、、、、、
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それに作業を受けて、、、結局直せませんでした、、、て、、、
そんなカッコの悪い、、、恥ずかしいことも出来ませんやろ、、、
断ることも大事な、、、作業だと思える歳になりました。。。
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依頼者より・・・もう壊れてますから、直るかもしれない可能性に賭けます。
直らなくても、潰れてもイイです!!!。。。なんかそこまで言われると、、、

なぜ!クラックが入ったのか?原因を理解する必要があり
どのような直し方がベストか?我が頭の中でシュミレーションをする、、、。
これが一番大事な作業かも知れません。。。
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今回のシュミレーションでは、このような修理イメージが思い浮かび
出来る限り薄くして、0.2〜0.5位まで追い込む。
この部品は強度不足であり、クラック部分だけの溶接だとまた割れる
可能性もあるので、このように大きく全体的に肉抜きしてから修復する。
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この部品は、ボルトで締め込む固定部のため、力がかかる部分です。
鋳物系は、溶接により気泡が発生する、、、場合によってはそれが
クラックの原因となり、締め込んだ時にまた割れることもある。
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実は表側よりも裏側は、テーパーのかかる台形ホールのため、仕上げは
非常に難しく、寸法の変化は許されない部分であり、出来る限り溶接の
裏肉は出さない方がベスト!と言える。
このサジ加減が、、、後の作業にとって大事なこと。
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削って、、、磨いて、、、こんな感じで、、、最終仕上げは
ブラストでオリジナル同様の肌に仕上げます。
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要注意の裏側のホールも、、、バッチリいきました。
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デザインを損なわないよいに、バレないように全体に!分厚くして
強度アップしました。
(手前も奥も修復した下部と上部ラインをよく見ていただくと段差が
分かりますよね、、、分厚く致しました。)
このような地味な作業程、、、実は大事であり経験がモノを言います。
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by okugake | 2017-03-17 07:00 | 修復作業


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