クランク・シャフト修理


ブログ10月25日「そろそろ~やりますか!?」 の続きは?

そうです!あの”やっかいなクランク・シャフト修理”ですよ!
結局あれから・・・・・どうなったんですかね??

多数の内燃機部品を修理してきましたがモノには、限度が有るし
無理なモノは無理なんだけどなぁ~

それ故に内燃機部品修理の怖さも分かっているから。。。。。

やはり修復は、無理だったんですね。。。。。




シーーーーーーーン・・・・・・・・????????



ごめんなさい!! やっぱり修復~無理です。。。。。。









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全周にわたりシッカリとキズが入っているし・・・・・

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ということで~そろそろ修復に取り掛かりますか!?

シッカリ油抜きをして・・・

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今回は、アーク溶接で優しく・・・腫れ物に触るごとく・・・
気泡が出来てしまうとアウト!the end~終わりだ!!

先にジャーナル以外の欠けた部分やエッジ部分もこの通り
修復しておくと後の作業がやりやすいのよねぇ~~
ピーニングを繰り返し・・・・・・優しく溶接していく。

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腕が衰えていない事に・・・やたら嬉しく感じながら自分の世界へと入っていく。
激しく損傷したところは、シッカリと復元しなければならない。

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決して母体に余計な熱を持たさないため溶接温度も最善の注意を
払いながら歪みを出さないように少しずつ作業を進める。

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経験と手慣れた手法で・・・・・でも時間は、かかりましたが
何とか綺麗に復元!出来ました。

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ジャーナルの表面も完ペキ!! 一番怖い歪みですが・・・・・・
歪み精度もセンター部で・・・・100:1以下(0.01-)~
ブローでダメージ部は・・・・・100:4以下(0.03+)~
これ以上の歪み取りは、危険!!なんせブローしたクランクの場合は
無理をすると・・・・・パッキン!と音を立てて一瞬で割れますから!
このギリギリが良い!!素晴らしいエクスタシーを感じながらのかけ引き。
私自身は、もう少し頑張ってみたいのですが、4気筒クランクということで
これで勘弁して頂きましょう~割れたら取り返しがつかないし。。。

念のため~この”歪み取りだけ”でなんと7時間も掛かりましてんけど!!

参考までに6気筒のクランクは、普通に100:5(0.05)の歪みが出て
いるモノも有るしハイパワー・エンジンは、サーキット一回走れば歪むし。。。

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若いころ弟子入りして先人達から教わった手法が、この時代になっても
今だ役立つことに感謝しています。

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沢山の”ややこしい加工品”もしてきた。無理をして失敗もした。
100%の成功率では無い!!だからこそ意地になれたし
多くを学ぶことが出来た。全ては、失敗から始まると言いきれる!!

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やるべきことをやればそれでいい!シンプルに頑張ればいい。
自分の能力の影には、先人の教えが生きているから~

自分で自分の高評価をする”バカたれ”には、なってはいけない。
評価なんて他人が勝手にすればいい。。。そんな小さいことよりも
大事なことは、自分自身の快楽を求めろ!そして自己満足であり
それが人の役に立ち、人に喜んでもらえれば最高やないですか!



PS
今回の素晴らしい!?クランク・シャフトの題材提供と
ブログアップも了承して頂いたショップ様に心より感謝致します。
※業者様の作業の殆どが完全グローズド!なんですよねぇ~~
 

by okugake | 2011-12-02 21:45 | レストア